ついつい子どもと遊ぶことを優先してしまい、家事を後回しにしがちなタイプな私。
そんな私の子であるにも関わらず、
「今日はお休みだから、何して遊ぼうか?」
「トイレ掃除!!」
と答えるわが息子。なんでやねん。
こんな息子に誰がした!
ハイ、私です。
やはり生きていく上では家事スキルは必須。
家事は段取りを考えたり、科学の実験要素もあるし、やり方によっては「いろんな意味でかしこくなる(かも)」、「大きくなったら自然に家事を分担してくれる(かも)」という一石二鳥の知育になるのでは…?
と思い、私がやっていることに興味を持ったら一緒にするようにしています。
本当は自分でさっさとやった方が早いですよ。でもそこはぐっと我慢です。
今日は、子どもとやってみて子どもが楽しそうにしていること、その家事で子どもの成長が感じられたものについて考察します!
■トイレ掃除
なんでそんなに好きなんだ…と思うくらい好きです。
トイレ掃除を嫌う人も多いと思うのですが(うちの夫)、家のトイレがいつもきれいだと「トイレ=汚い=掃除したくない」という思考になりにくいのでは、と思います。
床に置いてあるものを外に出す、掃除機をかける、床を拭く、便座の表・裏を拭く、便器の中の汚れを落とす、ついでにスタンピーも押す、という段取りのそれぞれに興味があったようなので、教えられる範囲で説明しました。
「床には目には見えないけどおしっこが付いてるから、きれいにしとこうね」
「椅子に座っておしっこやうんちをしたら、気が付かないうちに便座の裏が汚れちゃうんだよ。汚れがたまると嫌だから、気が付いたら掃除しとこうね」
「スタンピーを押すと、お水を流すたびに便器をお掃除することになるみたいよ」
やること、使う道具が多いので、「段取りってもんがあるんだ」ということを理解できている様子。順序を覚えたり、その意味を考えたり、トイレ掃除は奥が深い。
また、「トイレはきれいに使うと気持ちいい」というマナーもわかってくれると思います。
■ゴミ捨て
子どものお手伝い入門にはもってこいのゴミ捨て。最初は、ゴミ出しを「やりたい~」というのでときどきやってもらっていました。大きい袋を抱えてる姿がかわいくて…(親バカ)
ゴミの袋の色の違いに興味を持ち始めた頃には、ゴミにも「燃えるゴミ」「燃やせないゴミ」「びん・缶・ペットボトル」など種類があること、それぞれを分けて出す意味を教えました。
いつの間にか、家の中での分別場所を覚えていました。ラッキー。
そして何度も言ってしまうのが、「ゴミ捨てはゴミを捨てに行くことだけじゃない!」ということ。ゴミの日には家中のゴミを袋にまとめて出すんだよ、それが大変なんだよ、と。
ゴミを持って行っただけで「え、俺家事してるよ。ゴミ出ししてるし。」なんて言わない男になっておくれ…。
■洗濯
「洗剤入れたい~~!」
「干してあげよっか?」
「ハンカチとタオルたたんであげるー」
やってもらって地味に助かるのが洗濯です。
ゴミ出し同様、「洗濯機のボタン押すだけが洗濯じゃない」ということは夫にあてつけるがごとくよく言います。
その甲斐あってか、洗濯物を洗濯機に入れる、洗濯機のボタンを押す、一緒に干す、取り込んだものを運ぶ、たためるものはたたんでしまう、まで気が向けばするようになりました。
洗濯は自然科学!
「今日のお天気どうかな? 外に干すのと中に干すのとどっちがいいと思う?」
と言いながら空を見たり、
「洗濯物の間にすき間を空けたら、風が通って乾きやすいかもね。お父さんが前にぎゅうぎゅうに干したら、夕方になっても乾いてなかったね」
と言いながら洗濯物を干したり。
「四角いハンカチを半分に折ったら長い四角になるね~。斜めに半分に折ったら、三角だね!」
といろんな形にしながら洗濯物をたたんだり。
最近はプラネタリウムで「東西南北」を知ったので、「朝にベランダに日が当たる方が東~~」とか言いながら、方角を教えてもいいかと考え中です。
このほかにも、ご飯の配膳や簡単な調理、家具の組み立て、野菜の水やりなどやっていますが、それぞれに教えられることはあります。
正直、どれくらい身についているかはわかりませんが、大きくなったときに「種まき」だと思って押しつけにならない程度にやっています。
まずは、親が楽しそうに家事をして、「お、なんか楽しそう!」と思わせたら母ちゃんナイスです! 時間はかかるけど! ひとりでやった方が早いけど! これも遊びの時間だと思って一緒に楽しみましょう!
(おまけ)
なんか組み立ててたらすかさず来る。そしてやりたがる。
土いじりもやりたがる。
(おまけ)
うちの夫の家事スキル、超低いです。というか、どんな家事があるかをわかっていないレベルです。結婚したての頃、食後の皿を運んだだけで義母さんが感動してたくらいです。(ドン引き)
あまりにもナチュラルに家事をしないので義母にそれとなく言ったら、
「あの子に家事をやらせたことはないからね」
「自分でやった方が早いし」
だそうで。アナタノセイデスカ。
息子の未来のパートナーのためにも、母はがんばります。
ちなみに、私の弟は家事は何でもできるタイプなのですが、それはそれで奥さんにいいように使われて、会うたびやつれてます。
できないよりできるに越したことはないけど、現実を見ると悩ましいわあ。。